昨年12月の全日本選手権で初優勝したフィギュアスケート女子の紀平梨花(関大KFSC、兵庫県西宮市出身)が9日、米コロラド州での高地合宿に出発した。大阪空港で取材に応じた紀平は「滑りやジャンプ、スピンすべてが成長したな、と思える年にしたい」と新年の抱負を語った。
ロシア勢と対決する世界選手権(カナダ・モントリオール)で4回転を組み込むため、さらなるジャンプ強化や5足近いスケート靴の調整に取り組む。「高地なので体力強化にもつながる」と自身過去最長の3週間にわたる長期合宿をこなす。
年越しは西宮市内の自宅で家族と過ごし、「ジャンプして(年が変わった)0分の瞬間に空中にいました」とおどけた紀平。2日から練習を再開したといい、2022年北京五輪まであと2年となる今年の目標は「挑戦と安定」と色紙にしたためた。(山本哲志)









