
米ロサンゼルス近郊で、ヘリコプターによる事故死が報じられた米プロバスケットボールNBAの元スター選手コービー・ブライアント氏(41)。関係者によると、名前の「Kobe(コービー)」は、元NBA選手で、旧bjリーグなどで監督も務めた父親のジョー・ブライアント氏が大好物だった神戸ビーフにちなんで名付けられたという。その縁で、阪神・淡路大震災から3年後の1998年8月に神戸市役所を訪問。当時の笹山幸俊市長に、「福祉に使ってほしい」と、チャリティー行事で集めた約48万円を手渡した。
2001~11年には、著名人に神戸を世界にアピールしてもらう「神戸大使」に就任。「神戸を励ますことができるのは非常にうれしい」と就任時にメッセージを寄せていた。
名前の由来となった神戸ビーフのブランド管理団体「神戸肉流通推進協議会」(神戸市西区)の谷元哲則事務局長(58)は「NBAやオリンピックで活躍され、『神戸ビーフ』を世界中に広めてもらえた。とても感謝している。突然の訃報に驚き、残念でお悔やみを申し上げたい」と話した。
