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 コロナ禍による休校の長期化を受け、「9月入学制」が取りざたされている。異論が多く、実現性は未知数だが、仮に導入された場合、高校野球の年間スケジュールはどう変化するだろう。

 単純に季節を入れ替えるならば、春の選抜大会は「夏のセンバツ」となる。4、5月に都道府県大会、6月に地区大会を開催して出場校を選出。大会を7月上旬または8月下旬に行えば、真夏の猛暑も少しは回避できそうだ。

 夏の全国高校野球選手権は47都道府県の代表(北海道、東京は2校)で争うため、予選に当たる地方大会の開催が不可欠。春に移行して3月に本大会が開幕するならば、地方大会は2月に始めなければならない。ただ、野球は冬場がオフシーズン。寒冷地の北海道や東北は大会開催そのものが厳しい。地方大会から甲子園大会までの連続性は薄れるが、前年秋の10~11月に甲子園代表を決めるのが自然ではないか。

 「過密日程」「球数制限」「酷暑対策」…。今の高校野球界は課題が山積している。賛否両論の「9月入学」だが、球児には悪くない変革かもしれない。何よりもコロナ禍で今夏の大会が中止を強いられても、現3年生に「秋」のチャンスが残される。(松本大輔)

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