
来年9月に開幕する日本初のサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」の岡島喜久子チェアが26日、プレナスなでしこリーグ1部のINAC神戸を視察した。
岡島チェアは参入が決まった11クラブの巡回を23日から始め、この日が5クラブ目。神戸市東灘区のクラブハウスで安本卓史社長に新リーグの参入決定通知書を手渡し、同市兵庫区のノエビアスタジアム神戸で2018年に導入されたハイブリッド芝の状態などを確認した。
岡島チェアは国内屈指の戦力を誇るINACの印象について「華やか」と表現。新リーグが欧州に合わせた「秋春制」になることから、「新しい血を入れ、強いチームを目指してほしい」と海外選手の獲得を期待した。
続いて神戸市の久元喜造市長を表敬訪問。同市と姉妹都市提携を結ぶスペイン・バルセロナ、米国シアトルで女子サッカーが盛んな点を紹介し、「1年ずつ交互で交流試合ができれば、観客も増える」と提案した。(尾藤央一)
