
プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)は26日、東京都内のホテルで行われ、西宮市の仁川学院高出身で近大の佐藤輝明内野手は、巨人、ソフトバンク、阪神、オリックスの4球団が1位指名し、地元の阪神が交渉権を引き当てた。佐藤内野手は今秋、関西学生野球の新リーグでの通算本塁打新記録(14本)を樹立したスラッガー。抽選で外した巨人は、神戸国際大付高出身で最速156キロの本格派右腕、亜細亜大の平内龍太投手を1位で指名した。
最速151キロを誇る明石商高の中森俊介投手はロッテの2位、強打の来田涼斗外野手はオリックスから3位で、それぞれ指名を受けた。兵庫県内の同一高校から複数の選手が指名されるのは、1992年、村野工高の安達智次郎(阪神1位)と黒田哲史(西武4位)以来28年ぶり。また、明石商高出身で東海大の山崎伊織投手が巨人から2位指名され、公立の同校から3選手が名を連ねた。(長江優咲)
