
11日は「成人の日」。2000年度に生まれた兵庫ゆかりのスポーツ選手は、すでにプロや日本代表クラスで飛躍するトップアスリートがそろう「黄金世代」だ。
今夏の東京五輪代表の座を手にしているのは、飛び込み女子の荒井祭里(JSS宝塚、武庫川女大)と柔道女子52キロ級の阿部詩(日体大、夙川高出)。18年平昌(ピョンチャン)冬季五輪フィギュアスケート女子6位入賞の坂本花織(シスメックス、神院大)は22年北京冬季五輪に照準を合わせる。ゴルフ女子はともにアマチュア時代から脚光を浴びる滝川第二高出の安田祐香と古江彩佳がプロの世界に飛び込んでいる。
陸上界では女子走り幅跳びの高良彩花(筑波大、園田高出)が昨年の日本選手権で2年ぶり3度目の女王の座に返り咲いた。昨年の全日本実業団対抗女子駅伝では日本郵政グループの大西ひかり(須磨学園高出)が6区で区間賞に輝き、チームの優勝に貢献した。
女性アスリートの活躍が目立つ中、柔道男子では村尾三四郎(東海大、姫路市立灘中出身)が昨年の講道館杯全日本体重別選手権90キロ級で2連覇を達成。プロ野球ではドラフト1位で広島に入団した小園海斗(報徳高出)、3位でソフトバンクに入った野村大樹(宝塚市出身)が次代を担うホープとして期待されている。(大原篤也)
