
5月23、24日に兵庫県で実施される東京五輪の聖火リレーで、県実行委員会は5日、ランナーに予定していた県民1人が辞退し、新たに北京五輪ソフトボールの金メダリスト乾絵美さん(37)=加古川市出身=を選んだ、と発表した。
実行委の事務局を務める県教育委員会によると、辞退したのは23日に走る予定だった女性。自己都合を理由に、昨年3月に実行委を通じて大会組織委に申し出があったという。
乾さんは、捕手としてアテネ、北京と2大会連続で五輪代表入りし、2009年に現役を引退した。辞退した女性に代わって朝来市内を駆ける予定。
実行委に提出した自己PR文に、乾さんは「五輪代表となってから、多くの人からの声援が原動力となった。聖火ランナーを通じて、スポーツの素晴らしさと、今までいただいた声援への感謝を伝えたい」と記しているという。(斉藤絵美)
