商店街でスポーツ店を営む太田亨さん。「被災地商業は厳しいが、商品知識や修理の技術を磨き、店の魅力を高めたい」=いずれも岩手県宮古市
三陸海岸有数の商業都市、岩手県宮古市。目抜き通りの商店街の一角で今月1日、1軒の青果店が東日本大震災から2年ぶりに再開した。店主の小成(こなり)勝郎さん(63)は「畳むことも考えたが、ようやくここまできた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
商店街のうち海に近い店はほぼ全壊。離れている店にも大量のヘドロが流れ込んだ。小成さんの店も半壊し、冷蔵庫など設備がやられた。
この記事は
会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。








