店頭に立つ小成茂正さん(左)と秀子さん。「商いの復興は決断と実行」=岩手県宮古市
「従業員が働いてよかったと思える店にする。私の信念は震災で決まった」。岩手県宮古市の商店街の一角。インテリア店を夫婦で営む小成(こなり)秀子さん(63)は語気を強めた。現在、パートを含め10人が働く。
店舗兼住宅は海に近く、津波で1階の店舗部分が壊滅。倒壊は免れたが、店内にヘドロが堆積(たいせき)し、陳列台などが折り重なった。被害額は6千万円ほど。夫の茂正さん(69)は天を仰いだ。
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