ひょうごの医療
シリーズ40 運動器の病気

人工関節を手にする吉矢晋一教授=西宮市武庫川町、兵庫医科大病院
人工関節で痛み緩和
技術向上、手術件数も増加
膝(しつ)関節には太ももの骨の「大腿(だいたい)骨」、その下部にあるすねの骨の「脛骨(けいこつ)」、両者の間にあり、衝撃を和らげる軟骨などがある。長年の動作などに伴い軟骨がすり減って大腿骨と脛骨の間隔が狭くなり、炎症や、骨がとげのように変形する「骨棘(こつきょく)」などが起き、痛みが生じるのが変形性膝関節症だ。高齢化により患者は増加傾向で、1千万人以上との推計もある。
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- シリーズ40 運動器の病気
2015/7/4~2015/7/25
骨や筋肉など運動器の病気により移動に支障が出る「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」。進行すると要介護、さらには寝たきりになるリスクが高まるため、近年、その予防と治療が注目されている。兵庫県内の医療の最前線に迫る連載の第40回シリーズは、運動器の病気を4回にわたって取り上げる。

