赤いクワガタムシともいわれる。オスのアゴは大きく、メスのアゴは小さい「性的二型」の昆虫。アゴはメスの奪い合いで使うが、かまれてもクワガタのようにあまり痛くない。キムネクマバチの巣に寄生し、幼虫は花粉団子やキムネクマバチの幼虫を食べる。よってキムネクマバチが巣がつくりやすい古い家の軒先にいることが多い。都市部の公園ではソメイヨシノなどの横枝に穴を掘って巣をつくる。赤は捕食する鳥への警戒色。毒をもっているサインといわれる。
南方の虫だが、温暖化の影響なのか、最近では神戸でも見られるようになった。5~8月。体長18~30ミリ。
分布は沖縄、南西諸島、九州南部、近畿以西。
採集地は、神戸市中央区