「『お?犬か?』ってここ通るうちの3回に一回くらい確認する犬。
その姿は世界一可愛いあなたの姿ですよと教えられたらどれだけいいか…」
こんなつぶやきとともに、愛犬の写真をツイッターに投稿したスシアザラシさん(@aniriesuok)。そこには、ガラスに映る自分の姿を見つめる真っ白なワンちゃんが・・・! もしかすると、別のワンちゃんだと思ってる? 6万超のいいねがついた話題の写真について、飼い主さんに聞きました。
■「ガラスや窓に映る姿を見つめるの、本当に可愛いですよね…」
そんなワンちゃんの姿に「ガラスや窓に映る姿を見つめるの、本当に可愛いですよね…」「犬の耳が立っている後姿がいつも愛くるしい」「映る姿が優しいから、優しく見ていられるのですね。」とキュンキュンする人たちが続出。また「あいつ、犬のクセに何もして来ないな…ニオイもせんし…」「コイツオレのマネすんねん!」と、ガラスを見つめるワンちゃんの気持ちを代弁するコメントなども寄せられています。
多くの人たちの心をわしづかみにしたワンちゃんは、元保護犬のハクちゃんといいます。2歳の女の子です。ハクちゃんはガラスに映る自分の姿を、どう思って見ていたのでしょう? そのときのことを、投稿した飼い主のスシアザラシさんに聞いてみました。
■ガラスに映る“犬”の姿に気付くとゆっくり近づき立ち止まり・・・
--ガラスに映る自分の姿を確認していたというハクちゃん。お散歩中だったようですね。
「夕方の散歩です。我が家の散歩コースは、その日のハクの気分次第なんですが、この道は週に2・3回ほど、たまに通る場所です」
--そこを通るうちの3回に1回はガラスに映る自分を確認していると。そのときのハクちゃんはどんな様子?
「ガラスに映る犬の姿に気付くとゆっくり近づき立ち止まって、3~5秒ほどジッと見つめるたあとスッと立ち去ります。ほえたりうなったり、顔をギリギリまで近づけようとしたりはしないです」
--ハクちゃんは、映っている自分を見てどう思っているのでしょうね・・・。
「犬は鏡像認知できないとされていますし、自分だとは思っていないと思います。『あ、犬っぽいのが見える!なんだろ!あやしい!』って感じで少し近寄って、『なんだ犬じゃないっぽいな』って感じで立ち去るのかなと想像しています」
--匂いもしないから、「犬じゃないな」と思っているかもしれませんね(笑)。そんなハクちゃんの行動を見られてどう思った?
「単純にこんなにかわいいハクなのに、自分で自分の姿って知ることができないのは残念だなと。あなたは世界一かわいい犬なんだよ。って、教えてあげたい気持ちになります」
--スシアザラシさん家族にかわいがられていて幸せなハクちゃんですが、最近はお掃除ロボットのルンバとの面白エピソードがあるとか。
「はい。我が家では決まった時間にルンバが動くよう設定されてるんですが、その時間になるとハクがあえてルンバの通るところにデン!と寝そべってルンバにひかれるんです。それが面白くて笑ってしまいます。逃げないでルンバの通るところに居座るのはなぜなのか謎です…(笑)」
◇ ◇
ハクちゃんは、保護団体「アニマルスマイル香川」からお迎えしたという元野犬の雑種。おうちに来たばかりのころについて、スシアザラシさんはこう振り返ります。
「ハクは、母犬と兄弟姉妹犬たちと一緒に捕獲された野犬の子でしたが、我が家に来るまでに兄弟姉妹たちとボランティアさんたちに愛情いっぱい接していただいたので、人間大好きな犬になりました。小さいころはお腹を壊してばかりで毎週病院に通いました」。
また、成犬になってからは「アレルギー性皮膚炎を発症して食物アレルギーや環境アレルギーに配慮して食べ物や保湿などにすごく気を遣っています。1歳半を過ぎたころからしばらくドッグスクールに通って、ハクがストレスなく人間との生活を楽しめるようにトレーニングをしました。私も犬に関する科学的な本を読んだりセミナーを受講したりハクのためにできることを亀の歩みですが少しずつ積み重ねています。ハクと一緒にいられる時間は限りあるものですが、その短い時間を大事に過ごしていきたいです」と話してくれました。
◇ ◇
今回のツイートにこんなリプライが寄せられました!
「犬にしてみれば不思議なんでしょうな」
「うちの犬は自分が映ったカガミを見ると目を逸らしますね」
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?
鏡『世界で一番美しいハクちゃんを映します』」
「なんか、綺麗な犬が居るけど…動かないわね…」
「ホントに『おっ?』て言ってそう」
「ハクの不審者を見る表情」
「わんわんと会話できたらいいな」
「とても愛嬌がある犬の『姿』ですね♡」
「イソップ童話にそんな話がありましたね・・・
ギリシャ神話ではナルシッサスが水に映った自分の姿に恋してしまう・・・」
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
あわせて読みたい
話題
-
「79歳のパートさん」「80歳の応募者も」 人手不足で広がる高齢者の働く場 75歳以上の就業率はこの10年で増加
-
手編みのブックカバー「それはどういう意図の配色?」→リプ欄にいろんな「考察」が殺到!答えは…
-
「ふうちゃんおいでー」→まさかのスルー!? 1歳娘とのやり取りを“連絡帳に実況”した父の記録に妻は爆笑「明日もよろしくお願いします」
-
実家の押し入れで発見!昭和レトロな箱に眠っていたのは40年前の……母から娘へ受けつがれた“時を超える糸”に「素敵なお話」
-
「空き家取り壊しで行き場を失った猫」を保護 11日後に触らせてくれた!……SNSで広がる感動の輪
-
ワンオペで満席、必死のカフェ店主が見つけたお客の“置き手紙” 丁寧な感謝の言葉に「泣けてくる…」
-
葬儀の「平服でお越しください」何を着るのが正解? 平服=私服OKではありません【葬儀社が解説】
-
台風前夜、ゴミ捨て場で震えていた小さな子猫 「放っておくと命を落とす」と抱き上げた夜から始まった、かけがえのない家族の物語
-
「お昼の予算、ひとり1000円」スーパーで何を選ぶ?父と息子たち3人のチョイスの違いが話題に
-
捨てられていた子猫を迎え入れると…大変身! 13歳になった大食いの“かぎしっぽ”が家族に運んだ幸せ