猫の多彩な表情をとらえた作品で知られる動物写真家・岩合光昭さんのチャリティー写真展が大阪・梅田にある阪急うめだ本店9階の「阪急うめだギャラリー」で開かれている。初めての試みとして、これまで岩合さんが全国の展覧会場で開催した写真展作品から人気作品118点を集め、オークション形式で販売。収益の一部は日本動物園水族館協会に寄付し、野生動物の保護活動に使われる。6月13日まで。
「ねこと半世紀、いい子ばかりです」と題された今回の写真展には、「岩合光昭の世界ネコ歩き」や「ふるさとのねこ」「ねこの京都」「ねこといぬ」などから選りすぐって出品。さらに初公開となる最新作「岩合光昭の日本ネコ歩き」からも10点、特別展示している。
岩合さんの写真展はこれまで、全国を巡回するのが恒例となっているが、今回のチャリティー写真展の開催は同ギャラリーのみ。作品が販売されるのも初めてといい、貴重な機会になりそうだ。
会場には青い海と空、石造りの建物とのコントラストが美しいギリシャのサントリーニ島やミコノス島で気ままに過ごす猫たちの姿が愛おしいシリーズをはじめ、トルコやエジプト、モロッコ、アメリカ、キューバなど岩合さんが世界各地で出会った猫たちの写真がずらり。京都や青森など日本国内で撮影した作品では、四季折々の美しい風景と猫が織り成す絶妙なハーモニーを楽しむことができる。
オークション対象は最新作を除く118点と、岩合さんが実際に使用していたペリカンケース(カメラケース)1点。表面には旅をする中で刻み込まれた使用感や、数々のステッカーが貼られた痕跡があり、岩合さんが写真家として歩んできた歴史がリアルに息づく。
作品、ペリカンケースの最低入札価格はいずれも3万8500円(税込み)から。オークションには会場内に掲示されているQRコードを読み込んで参加する。
当日券は一般・大学生800円、小中高校生600円など。10時から20時(最終日は18時まで)。
(まいどなニュース・黒川 裕生)
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