新ひょうごの医療

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患者団体などの訴えが実って実現したブラッドパッチの全額保険適用。国などに脳脊髄液減少症の治療支援を働き掛けてきた「脳脊髄液減少症患者支援の会・兵庫」代表の古市利明さん(65)=神戸市北区=は「やっと山が動いた。これで患者負担も軽くなる」と喜ぶ。
2012年6月から先進医療の対象となり、入院費などが保険適用になったが、治療費自体は全額が患者負担だった。明舞中央病院(明石市)では、先進医療になる前は退院まで20万円程度が必要だった。全額の保険適用によりその3割程度で治療でき、生活保護の受給者も受けられるようになった。
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- シリーズ2 進化する診療
2016/7/2~2016/7/23
医療は急速に変わりつつある。今まで考えられなかった診断・治療法が実現したり、治療の目標そのものが大きく変わったりしている。「新・ひょうごの医療」のシリーズ2では、前回に引き続き「進化する診療」をテーマに最新の手法などを紹介する。

