新ひょうごの医療

軟骨の再生医療を受けた右膝を見せる近藤岳登さん=堺市堺区、J-GREEN堺
日本フットボールリーグ(JFL)のFC大阪でプレーする近藤岳登(がくと)さん(36)は、右膝の軟骨を損傷し、再生医療で移植手術を受けた一人だ。「膝を治すというより、人生の可能性を広げてくれた」と希望を取り戻した喜びを語る。
ヴィッセル神戸などを経て、FC大阪でサイドバックをしていた近藤さんがけがに見舞われたのは、2014年の2月ごろ。プレー中に右膝の半月板を損傷し、神戸大病院(神戸市中央区)で手術を受けた。その際、軟骨が大きく欠けていることが判明。手術した神戸大教授の黒田良祐さん(51)から「痛みを取るには移植しかない」と告げられた。
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- シリーズ6 スポーツ障害
2017/3/4~2017/3/25
運動による体の使い過ぎや衝撃などで起こる故障をスポーツ障害という。長期の運動習慣で進行することが多く、原因の特定が難しい上、再発もしやすい。「新・ひょうごの医療」のシリーズ6では「スポーツ障害」をテーマに最新の治療法や予防の注意点などを紹介する。

