新ひょうごの医療

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■神戸市立医療センター中央市民病院の古川裕循環器内科部長
医療機関がこの治療をするには、心臓を切開して行う「僧帽弁手術」の経験が豊富であることなど、一定の条件を満たし、日本循環器学会の認定を受ける必要があります。そのため、この治療ができるのは、現時点で県内で当院を含めて3カ所。神戸市内では当院だけです。
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- 僧帽弁閉鎖不全症への新治療
2019/8/3~2019/8/3
心臓内で血液の逆流を防ぐ「僧帽弁」が閉じづらくなり、逆流が起きてしまうのが「僧帽弁閉鎖不全症」だ。心臓に負担がかかり、重症となれば弁形成をしたり人工弁に置き換えたりする必要があるが、体力的な問題などで手術ができない患者も多い。今回の「新・ひょうごの医療」では、そんな外科手術が困難な同症患者向けに始まっている治療「経カテーテル僧帽弁クリップ術」を紹介する。

