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 潰瘍性大腸炎治療のデータからは、内科的治療の進歩に伴い、がんなどを合併する症例が増えるなど、課題も浮かび上がる。

 兵庫医科大病院によると、内科的治療の歴史は三つの時期に分けられる。前期は、薬の選択肢が「ステロイド」など2剤しかなかった1999年まで。中期は、血液を抜いて活性化した白血球や血小板を取り除く治療が増えた2000年から08年。後期は、強力な免疫抑制剤である「タクロリムス」などが保険適用となった09年以降だ。

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2019/11/2

 免疫異常によって大腸が炎症などを起こす指定難病「潰瘍性大腸炎」は、希少疾患とされながらも、全国疫学調査(2016年度)で患者数が22万人を突破している。薬物療法を中心とする内科的治療が飛躍的に進化する一方、外科手術に至るまでの期間が延びた分、がん化する症例も増えている。救命と生活の質(QOL)向上を重視した、内科と外科の連携が重要性を増している。

【からだ】潰瘍性大腸炎の手術
 

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