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新ひょうごの医療
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 高齢者の間で増えている心臓弁膜症。開胸手術の大変さから尻込みする患者も多かったというが、カテーテルによって治療の幅が大きく広がろうとしている。「僧帽弁閉鎖不全症」をクリップで緩和する治療(経カテーテル僧帽弁クリップ術=Mitra(マイトラ)Clip(クリップ))もその一つだ。

 経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI(タビ))と同様に、カテーテルを用いてクリップを運び、逆流の原因となっている部位を挟み込んで症状を軽減する。弁そのものを新しくするTAVIと違って根本治療とはならないが、心不全などの大幅なリスク軽減につながる。

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2020/9/5

 日本人の死因で、がんに次いで多い心疾患。中でも近年増加傾向が顕著なのが、「心臓弁膜症」だ。高齢化に伴い、組織が硬くなるなどして弁の開閉に問題が生じ、心不全などに至る患者が増えているという。少し前までは胸を切開して心臓を一時的に止める「開胸手術」しかなく、負担の重さから断念する高齢者も多かった。しかしカテーテル(柔らかく細い管)を使った新しい手法だと、心臓を止める必要はなく短時間で終わるため、特に高齢者では主流になりつつある治療法だ。(霍見真一郎)

○ひょうごの医療・心臓弁膜症治療メーン
 

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