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 淡路花博(国際園芸・造園博)「ジャパンフローラ2000」が十八日、兵庫県津名郡淡路、東浦町を舞台に幕を開けた。雲一つない晴天に恵まれ、海と空の青色に花々と木々の緑が映える会場には、午前九時半の開場と同時に、列をつくって待っていた四千人が、ゲートをくぐった。その後も続々と見学者が詰め掛け、正午までに一万六千二百人に達した。

 会場は、土砂採取跡地を最新技術を駆使して緑化再生した九六ヘクタール。博覧会は「国際園芸家協会」(AIPH)承認の催しで、「人と自然のコミュニケーション」をテーマに掲げた。九月十七日までの期間中、千七百種百五十万本の花と四十五万本の木々が会場を彩り、パビリオンの展示を楽しみながら、人と自然の在り方を考える。

 花博は当初、一九九八年の明石海峡大橋開通記念ののイベントとして計画された。しかし、九五年に起きた阪神・淡路大震災の影響で、二年遅れの開催となった。このため、震災復興も内外にアピールする。

 主催はジャパンフローラ2000日本委員会と夢の架け橋記念事業協会(夢協)。全国の自治体や企業、団体のほか、世界七十六カ国が出展する。

 この日は午前九時十五分から、会場北のメーンゲート前、南ゲート前の二カ所で開場式を行った。「淡路島から世界と未来に向け共生の精神を発信します」と主催者代表が力強く開場宣言。ファンファーレに続いて、政府やAIPH、兵庫県、主催団体などの関係者、地元代表らがテープカットし、くす玉が割られ、八百個の風船も空に放たれた。

 訪れた人たちは、パビリオンのある「にぎわいゾーン」▽庭園の展開する「フローラゾーン」▽温室を備えた「夢舞台ゾーン」を回遊し、春を楽しんだ。また、この日はダンスと和太鼓が共演する「春の祭典」などの記念イベントが多彩に催され、にぎわった。

 花博は期間中、五百万人の入場者を見込んでいる。

2000/3/18
 

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