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学舎で伝える 阪神・淡路大震災21年

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 ボールを持った児童が駆け出す。給食を運ぶ。掃除をする。その廊下の壁に掛かる大時計は、5時46分を指したまま動かない。

 神戸市須磨区の高倉台小学校。1977年、校舎東側の外壁に設置され、児童や地域住民に時を告げてきた。

 だが、阪神・淡路大震災の衝撃で針はストップ。時が流れても、あの瞬間を伝え続ける。

 高倉台小は高台にあり、付近住民はライフラインの途絶に苦しめられたものの、須磨区南部のような大規模火災は免れた。

 今、この地で震災の跡をたどることは難しい。だからこそ、この時計が当時の記憶を伝える役割は大きい。

 石井一也校長(58)は、混乱の中で時計の保存を決めた、当時の教職員の判断をたたえる。

 校長は時計に目をやり、「今年の震災に関する講話は、この時計について話そうか」。(田中靖浩)

   ◇

 被災地の学舎には、あの日、あの時を伝えるモノがある。阪神・淡路大震災から間もなく21年。物言わぬ“語り部”たちをクローズアップしたい。

2016/1/7

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