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船が着岸し、原料糖や製品の積み降ろしをしていた岸壁=北九州市門司区大里本町(撮影・田中靖浩)

船が着岸し、原料糖や製品の積み降ろしをしていた岸壁=北九州市門司区大里本町(撮影・田中靖浩)

 赤れんが造りの薄暗い倉庫内に甘い香りが漂う。関門海峡に面した北九州市門司区大里(だいり)本町の製糖会社、関門製糖は1世紀以上、操業を続けている。年間約12万トンを生産し、九州でトップシェアを誇る。前身は鈴木商店が1903(明治36)年に設立した大里製糖所。日本に現存する製糖工場としては最古といわれる。樟脳で台湾進出を果たした鈴木は、神戸から約500キロ離れたこの地で製糖事業に乗り出した。

 大里は原料や製品を積み降ろせる岸壁があり、中国との距離が近い。燃料として必要な石炭や水にも恵まれていた。

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2016/7/31
 

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