ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会後初となる国内最高峰リーグのトップリーグ(TL)が12日、各地で開幕し、W杯で初の8強入りを果たした日本代表選手が所属チームに分かれて熱戦を繰り広げた。2連覇を狙う神戸製鋼は、神戸市須磨区のユニバー記念競技場で日本代表SH田中史朗(35)とSO田村優(31)を擁するキヤノンと対戦し、50-16で大勝した。
神戸製鋼は、昨季最優秀選手で元ニュージーランド代表の世界的名手、SOダン・カーター(37)や、W杯3位の同国代表でも活躍したロック、ブロディ・レタリック(28)らが計7トライを挙げ、攻撃ラグビーでキヤノンを圧倒した。
W杯で高まったラグビー人気を受け、同競技場で行われたトップリーグの試合では最多となる2万3004人の大観衆が詰め掛けた。同会場であった昨季の開幕戦から4倍以上に増え、神戸製鋼の日本代表フルバック山中亮平(31)は「こんなに大勢の方に応援されることは今までなかった。声援が力になった」と感謝した。(山本哲志)









