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 浪速路を沸かせた1月の大阪国際女子マラソン。松田瑞生(ダイハツ)が2時間21分47秒の快記録で制してから10分以上たった頃、黄色いユニホームの選手が20位で走り終え、静かに一礼した。

 淡路島出身の29歳、竹地志帆(ヤマダ電機)。東京五輪の切符を逃し「思った走りができなくて。でも、挑戦に悔いはない」と涙を浮かべた。

 「超」が付くほどの努力家だ。須磨友が丘高時代の3年間は無遅刻無欠席で、練習も皆勤。毎朝5時すぎに淡路市の自宅を出て、高速バスに乗り、誰よりも早く朝練習に姿を現した。放課後のトレーニングを終えると勉強に励み、成績は学年1位。「一体、いつ寝ていたのでしょうね」と恩師の大江秀和さんもうなる。

 歩みは実を結び、マラソンで2時間25分台の記録を持つトップ選手に成長。年始の全国都道府県対抗女子駅伝では兵庫のアンカーを度々務めるなど、今や郷土の顔でもある。

 今回納得のレースはできなかったが、昨年にハーフマラソンなど3種目で自己ベストを出し、調子は上向き。いつか地元関西で会心の走りを見せてほしい。トレードマークの笑顔をファンが待っている。(藤村有希子)

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