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満員のスタンドを背に熱戦を繰り広げる神戸製鋼とサントリーの選手ら=1月26日、神戸市兵庫区、ノエビアスタジアム神戸
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満員のスタンドを背に熱戦を繰り広げる神戸製鋼とサントリーの選手ら=1月26日、神戸市兵庫区、ノエビアスタジアム神戸
神戸製鋼の中島イシレリ(手前)らにサインを求める子どもたち=1月26日、神戸市兵庫区、ノエビアスタジアム神戸
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神戸製鋼の中島イシレリ(手前)らにサインを求める子どもたち=1月26日、神戸市兵庫区、ノエビアスタジアム神戸

 昨秋のワールドカップ(W杯)日本大会で沸騰したラグビー熱が、冷めやらない。1月に開幕した国内最高峰リーグのトップリーグには多くのファンが駆け付け、全国各地でかつてない観客動員を記録。子どもたちの関心も高まり、スクールへの問い合わせが急増している。同じくW杯で盛り上がった4年前は一時的なブームにとどまったが、今回こそ人気定着はなるか。(山本哲志)

 1月26日のノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)。W杯の試合が行われた会場で開催された神戸製鋼-サントリー戦には、昨季の県内平均観客数の3倍以上となる2万6312人が詰め掛けた。トップリーグの神鋼戦では過去最多入場者数を記録し、スタジアムの最上段までびっしり埋まった。

 友人と初めて訪れた女性(33)=兵庫県加古川市=は席に座れず立ち見で観戦。「ルールは分からない」という“にわかファン”だが「全然飽きなかった。痛々しいほど体のぶつかり合いがすごい」と激しいプレーに見入った。試合後、サントリーの日本代表SH流大主将は「お客さんが素晴らしい空気をつくってくれた」と感謝した。

 各地で盛況が続き、1月18日の豊田スタジアム(愛知県)は3万7050人が入場し、リーグ全体の最多観客数を更新した。県内では、ユニバー記念競技場(神戸市須磨区)で12日にあった神鋼の開幕戦も2万3004人を集客。2月下旬の神鋼-東芝も事前のチケット販売が好調で2万人の観客が見込まれている。

 2015年の前回W杯で日本は南アフリカから金星を挙げたが、熱気は持続しなかった。トップリーグの1会場平均観客数は、15~16シーズンの6470人から、16~17シーズンは5059人に減少。神鋼が18季ぶりに日本一を奪還した18~19シーズンも5153人にとどまった。

 空前の人気は裾野にも広がり、西宮ラグビー少年団が昨年12月に実施した体験会には例年の3倍以上の子どもが参加するなど大幅に増えている。県ラグビー協会によると、昨年5月時点の県内競技人口は約6千人。そのうち半数の約3千人が中学生までの子どもたちで、県協会は年間500人以上の増加を期待する。田中康憲会長(67)は「こんなチャンスはない。ラグビーを始めてくれた子どもたちを逃さないよう、指導者養成にも力を入れたい」と話す。

 次世代につなごうと、独自に活動する選手も。神鋼の日本代表FB山中亮平は会員制交流サイト(SNS)を通じてオリジナルのトレーナーを販売し、売り上げなどから千個のラグビーボールを幼稚園や保育園に贈るプロジェクトを始めた。山中は「見ていて面白いラグビーをしたい。それをやり続けることで、もっと盛り上がれば」と意気込んでいる。

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