【大相撲春場所・3日目】(10日、エディオンアリーナ大阪)
左への変化から左下手をつかみ、一気に寄り切った。西序二段65枚目の大翔浜(兵庫県新温泉町出身)は「相手が(立ち会いで)距離を取ったのでよけた。まわしを取れ、得意の形にできた」と会心の一番を演じた。
浜坂中出身の24歳。埼玉県を拠点とする追手風部屋に在籍し、昨年の春場所から「ちゃんこ長」を任されている。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「とにかく衛生面を」と両手を入念に消毒。大鍋で一度に40人前を調理し、カレーやチゲなどいろんな味を作っているが、1番人気は塩ちゃんこという。角界の人気者、小結遠藤をもうならせる味付けは笑顔で「企業秘密です」。
一方、土俵では2連勝と好発進。ご当地場所は負け越しが多く、「まずは勝ち越し」と油断はない。(有島弘記)








