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INAC神戸や日本代表で主力を担う中島依美。自身の役割をイメージし、現在は個人練習に励んでいる=2019年5月、ノエビアスタジアム神戸
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INAC神戸や日本代表で主力を担う中島依美。自身の役割をイメージし、現在は個人練習に励んでいる=2019年5月、ノエビアスタジアム神戸

 サッカー女子プレナスなでしこリーグ1部、INAC神戸のMF中島依美(29)が、チーム最長となる在籍12年目のシーズンを迎えた。4季ぶりのタイトル獲得を目指して始動したが、新型コロナウイルスの感染拡大で今季の開幕は7月以降に。初出場を目指す東京五輪も1年延期された。日本代表「なでしこジャパン」の主力は、何を思うのか。電話取材に語った。(有島弘記)

 「いつかは(緊急事態宣言が)解除される。マイナスに考えることはなかった」

 全体練習ができない状況が続く中、週1回、テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を通じ、選手全員で体幹を鍛えている。個人では自宅近くを走り、壁に向かってボールを蹴ることも。「運動量は下がるが、感覚がにぶらないように」。できる範囲で最善を尽くす。

 昨季のINAC神戸はリーグ3位に終わり、ゴール数が18試合で28得点と、上位に比べて見劣りした。新監督で、Jリーグ優勝経験のあるゲルト・エンゲルス氏が改善策として「ポゼッション(ボール保持)」を打ち出し、戦術を落とし込んでいる真っ最中にコロナ禍に直面した。「再開後、限られた時間で今までと違うサッカーができるか。そこが勝負になる」と中島。日本代表FW田中美南ら、新戦力の存在も頼もしく感じている。

 なでしこジャパンに目を向けると、昨夏のワールドカップ(W杯)はオランダに敗れて16強止まり。3月の米国などとの国際親善試合は3戦全敗に終わり、体格とスピードに勝る欧米勢との差が広がった印象だ。

 それでも中島は悲観せず、日本の強みに活路を見いだす。

 「やっぱり自分たちの良さはつなぐサッカー。普段の練習から全ての質にこだわり、(パスなどの)判断を早くできれば、今以上にできる」

 東京五輪の1年先送りは「プラス」と強調。反攻のための準備期間として前向きに捉える。

 9月に節目の30歳を迎える。高卒で入団後、澤穂希さんら2011年のW杯優勝メンバーと同僚となり、「上には上がいる」と痛感した。日本代表で海外勢と対戦しても同じことを感じるといい、「もっとサッカーを知りたい。もっともっとうまくなりたい」と向上心は年々高まっている。

 INAC神戸ではMF高瀬愛実と並び、最も古株だ。クラブは16年の皇后杯全日本女子選手権を最後に栄冠から遠ざかり、リーグ優勝は6年連続で逃している。

 「(コロナ禍で)苦しい状況だが、またみんなで笑える日が訪れるよう、努力して面白いサッカーを見せたい」。その先にある覇権奪還を、サポーターに誓う。

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