
久々に練習拠点の神戸レディースフットボールセンターで全体練習をこなしたINAC神戸。日本代表「なでしこジャパン」のFW岩渕真奈、FW田中美南は再開について「楽しい」と口にする一方で、コロナ禍で感じた心境の変化も語った。
主将の岩渕は、東京五輪が延期、リーグの日程も不透明だったため、モチベーションの調整に苦心したというが、「今頑張りすぎなくていい」と感じ、自主練習を最低限にとどめた。「自分のコンディションを維持する気持ちよりかはいったん落ち着こうという気持ち」でトレーニングに励んだ。
新戦力の田中は、岩渕と練習したことを明かし「公園で何時間もできて、改めてサッカーが好きだと思えた」と初心を思い出したという。4年連続リーグ得点王の26歳は「早く試合をして得点シーンを見せたい」と誓った。(尾藤央一)
