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オンライン取材に応じる新沢由貴
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オンライン取材に応じる新沢由貴
水球女子の東京五輪代表候補合宿で紅白戦に臨む新沢由貴(左)=2020年1月、岡山県倉敷市屋内水泳センター
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水球女子の東京五輪代表候補合宿で紅白戦に臨む新沢由貴(左)=2020年1月、岡山県倉敷市屋内水泳センター

 新型コロナウイルスの影響で先行きが不透明な東京五輪。開催国枠で日本が初出場する予定の水球女子の代表候補、新沢由貴(イカイ、明石西高出身)は「競技生活の最終目標」と望みをつなぐ。母校日体大でのチーム練習は7月初旬に再開したばかり。23歳の左利きシューターは「五輪に出場し、お世話になった方々に恩返しを」と誓う。(藤村有希子)

 水球女子の日本は昨年、世界選手権で予選リーグを3戦全敗し、順位決定戦で13位。自身2度目の参加だった新沢は159センチと小柄ながら、豊富な運動量で点を稼いだ。

 夢舞台の1年延期が決まった当初は「あと1年、心と体がついていけるか」と不安に襲われたが、考え方を変えた。「自分を見つめ直す時間ができ、足りない部分が山ほど見つかった」

 新沢の武器は「得点力」と女子日本代表の本宮万記弘監督も認める。だが、本人は出場試合を映像で確認するうちに、海外勢とのフットワークの差、体格差を痛感した。

 「水中の格闘技」ではしばしば水着のつかみ合いになる。「相手につかまらないように、ちょこまかと動き回るのが大事」。小さな日本選手が海外勢にごするには、一層のスピードと運動量が求められる。つまり、体幹を鍛える必要がある。

 コロナ禍で練習拠点の日体大の施設が使えない間、新沢は自宅でトレーニング。シャフト代わりに、水入りの2リットルペットボトルを両手に1本ずつ持ち、スクワットするなど工夫を重ねた。

 食事改善にも着手した。本で調べながら、主菜だけでなく副菜も調理。山口市の実家から、自家栽培のタマネギやヒジキの乾物などを送ってくれるのがうれしい。「オリンピックもどうなるか分からんけれど、できることを頑張り」。家族はそっと支えてくれる。

 親元を離れ明石市立衣川中、明石西高と6年間を過ごした第2の故郷、兵庫の友人らとは今でも連絡をとる。「応援してるよ」の一言が胸に染みる。新沢は「精いっぱいの力を出し、できるところまでやる」と己を磨き続ける。

【にいざわ・ゆき】1997年2月13日生まれ、山口市出身。小学5年で水球を始め、中学から兵庫県明石市へ水球留学。衣川中-明石西高-日体大出。日本代表としてユニバーシアード、アジア大会などを経験。趣味は映画鑑賞でオススメは「7番房の奇跡」。イカイ、日体クラブ所属。23歳。

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