毎年3月に兵庫県丹波篠山市内で開かれる「丹波篠山ABCマラソン」の実行委員会が29日、市民センター(同市黒岡)であり、来春の第41回大会はオンラインで開催することを決めた。参加者はスマホアプリを使い、開催期間の10日間にそれぞれの地域で合計42・195キロを走る。
同大会は市などが主催。今年3月の第40回大会には1万人超が出場予定だったが、感染予防対策が難しいことから、2月に中止が決まった。
実行委事務局の市教育委員会は来春についても「県内外から1万人を迎えるのは困難」と説明。「大会に親しんでくれている人のために、従来と異なる形で開催したい」とした。
オンライン大会は2月26日~3月7日に実施。指定のGPSトレーニングアプリをダウンロードし、期間内に好きな場所で走ってもらう。参加者に記念Tシャツを、完走者には後日、動画『フィニッシャームービー』を配信する。
定員は先着1万人で参加料2500円。第40回大会申込者は参加料500円で、優先で申し込める。12月以降に募集する。
また市などは同日、別の実行委員会を立ち上げ、3月7日に市民のみ参加できる「市民ラン2021」の開催も決めた。旧大芋小学校(同市中)周辺に、約9キロのコースを検討する。(金 慶順)









