プロ野球のドラフト会議は26日、東京都内で行われる。兵庫ゆかりの高校、大学生は昨年から18人増の計25人が「プロ野球志望届」を提出。1位指名の競合が予想される近大の強打者、佐藤輝明内野手(仁川高出)を筆頭に、有力選手たちが吉報を待つ。(長江優咲)
佐藤は豪快なスイングと50メートル6秒の俊足、内外野を守れる強肩がそろった左のスラッガー。18日にはリーグ通算14本目の本塁打を放ち、新リーグでの通算本塁打新記録を樹立した。大学ではほかに、亜大の平内龍太投手(神戸国際大付高出)が今秋のリーグ戦で156キロをマークし、評価を高めている。今春に右肘の靱帯(じんたい)再建手術を受け、当初は社会人入りとみられていた東海大の最速153キロ右腕、山崎伊織投手(明石商高出)も注目だ。
高校生は、最速151キロ右腕の中森俊介投手、俊足強打を誇る来田涼斗外野手の明石商コンビが兵庫の目玉。同一公立校から複数指名となれば、2007年の市船橋(千葉)の岩崎翔(ソフトバンク高校生1位)、山崎正貴両投手(オリックス高校生4位)以来、13年ぶりの快挙となる。
県内の社会人では日本製鉄広畑の川瀬航作投手も候補に挙がっている。









