プロ野球ドラフト会議でオリックスから３位指名された明石商の来田涼斗外野手が２日、兵庫県明石市の同校で指名あいさつを受けた。担当した乾絵美スカウトらと会談し「自覚が芽生えてきた。もっと上を目指して頑張らないと」と決意を新たにした。

　ロッテから２位指名を受けた中森俊介投手とともに、４季連続で甲子園大会に出場した俊足強打のリードオフマン。小学生時代はオリックスジュニアでプレーした縁があり、当時コーチとして直接指導した乾スカウトは「来田選手はお客さんに見たい、応援したいと思ってもらえる選手。一年、一分、一秒でも長く１軍でプレーして」とエールを送った。

　会見で乾スカウトから球団の帽子をかぶせてもらい、憧れる吉田正尚外野手のサイン入りボールを受け取ると、引き締まった表情も「うれしいです」とにっこり。「開幕一軍」としたためた色紙とともに記念撮影に納まり「確実性のあるバッティングがプロでは大事。打率３割後半を目指し、期待に応えたい」と力を込めた。（長江優咲）