

関西学生対校選手権の最終種目、1500メートルで力を振り絞る関学大の川上ヒデル(1)=大阪市、ヤンマーフィールド長居
陸上の男子十種競技で学生日本一に輝いた関学大3年の川上ヒデルが飛躍のシーズンを終えた。9月の日本学生対校選手権(インカレ)で関西勢として初の頂点に立ち、自己ベストを600点近く上回る7653点で関西学生記録を樹立。「来年は右代啓祐さん超えです」と日本の第一人者が持つ日本学生記録(7930点)の更新も視野に入れる。(尾藤央一)
西宮市立真砂中(兵庫県)時代は走り幅跳び、三段跳びが専門。転機は鳴尾高2年の冬で、校内大会で混成種目に初挑戦して好記録を出し、才能を見いだされた。3年夏の全国高校総体八種競技で8位に入賞し、大学からは十種競技へ。優勝者は「キング・オブ・アスリート」と呼ばれ、総合力とタフさが必要だが、川上は「全てが決勝。2日間競技場の中に居られる」とその魅力を語る。
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