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母校で抱負を語る平内龍太=神戸市垂水区(撮影・鈴木雅之)
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母校で抱負を語る平内龍太=神戸市垂水区(撮影・鈴木雅之)
神戸国際大付高時代の平内龍太投手。春夏ともに甲子園には届かなかった=2015年9月
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神戸国際大付高時代の平内龍太投手。春夏ともに甲子園には届かなかった=2015年9月

【巨人】神戸国際大付高出・平内龍太投手  

 兵庫県出身の2人がドラフト1位でプロ野球の世界に飛び込む。仁川高出身で阪神1位の佐藤輝明内野手(近大)と、神戸国際大付高出身で巨人1位の平内龍太投手(亜大)。くしくも同じセ・リーグの人気球団に進み、伝統のユニホームに袖を通す2人。10月のドラフト会議後、それぞれが母校に凱旋(がいせん)した際の話をまとめた。

     ◇   ◇

 -4年前のドラフトでは全指名が終わるまで学校の会議室で待ち続けた。

 「正直自信はなかったけど、伯父が元プロ選手(現ソフトバンク編成育成本部長の永井智浩氏)なので『自分も行きたい』と野球を始めた頃からずっと思っていた。でもどんどん名前が呼ばれて(指名の)枠が減っていく。悔しかった」

 -その日がターニングポイントになった。

 「4年後、絶対にプロへ行くと誓った。あの悔しさを一日も忘れないようにと、『Re Start(リスタート)H28・10・20』と、ドラフトの日付をグラブに刺しゅうした。大学時代に使った三つのグラブ全てに入れた。あれを見たら大学のしんどい練習も頑張れた。今は(指名漏れして)良かったと思える」

 -高校3年夏の兵庫大会は明石商に敗れた。

 「ランナーを出してピンチになると焦ってしまう。点を取られるピッチャーだった。(明石商戦も)七回に一気に(5点)取られた。一番記憶に残っている試合。一緒の大学に進んだ他の2人は当時の動画を『懐かしいなぁ』と言って見てたけど、正直悔しくて見たくなかった」

 -3安打を打たれた山崎伊織は東海大で投手として活躍。巨人からドラフト2位で指名された。

 「まさかこんな身近な選手とチームメートになるなんて。しかも1位と2位で。ドラフトの日も『一緒に頑張ろう』と連絡した。ライバルだけど、一番いいのは2人でチームの柱になること」

 -高校に帰ってくると思い出すのは。

 「『山ラン』です。冬場にレフト奧の山を毎日10周走る。足がパンパンになるし、きつい。順位を競っているわけじゃないけど、自分にとっては毎日が競争。常に先頭集団で1位から3位をキープしていた。一度、野犬が飛び出してきたときは人生最速で逃げましたね(笑)」

 -頑張りすぎて故障も多かった。大学も度重なるけがに泣かされた。

 「今年の3月に右肘のクリーニング手術を受けた。始めはやりたくなかったが(亜大の)生田監督に『秋に勝負したらいい』と。ちゃんと治して投げたら、平均球速が上がった。今は先発で145キロとか。抑えなら基本150キロは出る」

 -課題の精神面も成長した。

 「大学ではピンチになったら逆に気持ちを強く持って『抑える』と思えるようになった。最後の秋にリーグ優勝できたことも自信につながった」

 -幼い頃からの夢がかなう。

 「自分は人に恵まれて、これまで返しきれないぐらい多くの人に支えられてきた。毎日一つずつでも返さないと足りないぐらい。プロでの一つ目のグラブにも『恩返し』という言葉を入れるつもり。いつ見てもテレビで自分が投げている姿を見せることが恩返しになると思っている」

 -同郷の佐藤選手がライバル球団の1位。

 「高校時代に仁川とオープン戦をしたこともあるけど、存在は全く知らなかった。目標は新人王なんで抑えたいですね」

(まとめ・山本哲志)

【へいない・りゅうた】1998年8月生まれ。元ダイエー投手の伯父永井智浩氏の影響で野球を始め、明石市立魚住東中時代は軟式野球部。神戸国際大付高から亜大に進み、優勝に貢献した4年秋は最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナインの3冠に輝いた。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。

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