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ロンドン五輪以来の大舞台に向け、さらなる進化を誓うディーン元気=尼崎市のベイコム陸上競技場(撮影・辰巳直之)
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ロンドン五輪以来の大舞台に向け、さらなる進化を誓うディーン元気=尼崎市のベイコム陸上競技場(撮影・辰巳直之)
ロンドン五輪以来の大舞台に向け、完全復活を誓うディーン元気=尼崎市のベイコム陸上競技場
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ロンドン五輪以来の大舞台に向け、完全復活を誓うディーン元気=尼崎市のベイコム陸上競技場
ロンドン五輪以来の大舞台に向け、完全復活を誓うディーン元気=尼崎市のベイコム陸上競技場
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ロンドン五輪以来の大舞台に向け、完全復活を誓うディーン元気=尼崎市のベイコム陸上競技場

 陸上男子やり投げでロンドン五輪代表のディーン元気(ミズノ、市尼崎高-早大出)が今季、7年ぶりとなる80メートル超えをマークして復活を印象づけた。「自分の中では進化。やっと記録として表現できた」。1年延期となった東京五輪を目指す上での手応えを感じ「自分との勝負。期待に応えられるよう、過程を楽しんでやっていきたい」と来季を見据える。(金山成美)

■「進化。やっと記録として表現」

 2020年のシーズン前は、冬場にやり投げの本場フィンランドで基礎体力をつけ、南アフリカで技術練習をしていたが、コロナ禍で五輪は延期に。「あれだけやったのにと、むなしさと困惑もあったが、目標の再設定をした」と切り替え、今季初戦となった8月の兵庫選手権で76メートル45を投げ「冬場にやってきたことは間違いじゃなかった」と確認した。

 2週間後、日本のトップ選手が集ったセイコー・ゴールデングランプリで、最終6投目に84メートル05をマークして逆転優勝。興奮のあまりユニホームを引き裂き、積もっていた感情を爆発させた。

 10月の日本選手権は80メートル07の2位で「前半に好記録を出せず、タイミングと試合のつくり方は非常に大事だと再確認できた」と実戦感覚も研ぎ澄ませた。逆転された同学年のライバル、新井涼平(スズキ)の存在は「高いレベルで投げ続けてくれて刺激になったのは、戻って来られた一つの要因」と感謝。「タイプは違うが融合して日本のやり投げを2人で引っ張り、下の層につなげるのが大きな目標」と語る。

 「若くして躍進した五輪と、苦労して出場できる五輪は、何倍も気持ちが違う」と来夏に向け並々ならぬ決意を抱き、今年も11月下旬からフィンランドで強化に励んでいる。「結果にこだわる。高いアベレージで五輪にしっかり照準を合わせ、日本記録(87メートル60)を投げてメダルを」。29歳で迎える2度目の晴れ舞台のイメージは、鮮やかに描けている。

■けがの連続、情熱は失わず

 父の母国で開催された2012年ロンドン五輪に20歳で出場したディーン元気。だが、決勝で右脇腹を負傷したのをきっかけに、その後はけがの連鎖で不振に陥った。

 そこからの8年を、出場がかなわなかった16年リオデジャネイロ五輪で区切り、前半の「焦りが先走り、けがを繰り返した。失敗を重ねた4年」は結果も伴わずに苦しんだ。それでも「情熱は失わなかった」。立ち止まって17年は休養をとり、後半は「失敗を生かしながらじっくり見直し、4年かけて五輪に出ようと今年に照準を合わせてきたのは成長」と地道に歩んできた。

 自己ベストは12年の84メートル28。当時と比較し、体重は10キロ超増えて今は約100キロあるが「重い状態でも過去より速く走れている」と助走スピードが上がった。その分、体へのリスクも増えるが、けがの経験を生かしてケア。練習は質の高さと動きを身体に覚えさせる継続を意識し、フィンランドで感じた「方向性が合った努力」を重ねる。

 特にこだわるのは、右足でブレーキを踏まず左足でブロックし、やりをしっかり担げるポジションに持ってくること。今季は「パフォーマンスの出し方を実際に投げて脳が覚えた」といい、「技術的な動きを安定させ、やりに力を伝える」ことを極めていけば、自己記録更新が見えてくる。

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