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今年の箱根駅伝で一斉にスタートする1区の選手たち=東京・大手町
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今年の箱根駅伝で一斉にスタートする1区の選手たち=東京・大手町

 新春恒例の第97回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝=10区間217・1キロ)は駒大の13年ぶり7度目となる総合優勝で幕を閉じた。全日本大学駅伝との学生駅伝2冠を達成し、すっかり強豪校の一角を占めるようになった駒大だが、箱根駅伝で初優勝を遂げたのは第76回大会。この2000年の大会は、実は兵庫勢が要所で大活躍したレースでもあった。21年前を振り返った。(敬称略)

 ■吹き荒れた“兵庫旋風”

 2000年に吹き荒れた「兵庫旋風」はすさまじかった。

 「花の2区」を首位で発進した法大4年・坪田智夫(神戸甲北高出)が区間1位で突っ走ると、後方で激しく2位争いを展開した順大3年・高橋健介(報徳高出)と駒大2年・神屋伸行(西脇工高出)が同タイムで区間2位を分け合った。

 4区では順大2年・野口英盛(川西市立清和台中-大阪・清風高出)が区間賞で3人を抜き首位を奪取した。山上りの5区は中大1年・藤原正和(西脇工高出)、山下りの6区は中大3年・永井順明(報徳高出)が区間賞。中大コンビで箱根の山を制した。8区は順大2年・奥田真一郎(西脇工高出)が区間賞に輝いた。

 レースは5区で先頭に躍り出た駒大が往路優勝を遂げると、復路優勝も飾って2位の順大に4分18秒差をつけて初の総合優勝。3位には中大が入った。

 ■10区間中、5区間で区間賞

 兵庫勢は10区を除く9区間に18人が登場。当時の出場枠は15大学で、出走ランナーの12%が兵庫勢だった。しかも、全10区間のうち、5区間で兵庫県内の中学、高校出身者が区間賞を獲得(5区は藤原と東海大・柴田真一が区間1位)。そのため、多くの名場面に兵庫勢が絡んだ。

 1区・徳本一善、2区・坪田の連続区間賞は法大のロケットスタート、オレンジ・エクスプレスとして話題になった。その2区では前回9区区間賞で総合優勝に貢献した順大・高橋の背後にぴたりと付き、同郷の先輩に揺さぶりをかけながら粘る駒大・神屋の走りも注目を集めた。神屋は3年連続で2区を担い、4年時には2度目の総合優勝メンバーに名を連ねた。

 前回王者・順大の8区を務めた奥田はトップの駒大と4分19秒差の3位でたすきを受け、1分20秒差の2位に追い上げたが、チームは9区と10区で突き放され、万事休した。

 ■現在は指導者として陸上界に

 当時の区間賞獲得者のうち、坪田は法大、藤原は中大と母校の駅伝監督に就任。野口は積水化学女子陸上部監督、永井はJR東日本陸上部ヘッドコーチを務めている。

 また、3区区間9位の日体大2年・城戸口直樹(報徳高出)は群馬・東農大二高の指導者として昨年、男子5000メートルの日本高校記録を樹立した石田洸介を育成。6区区間13位の日体大3年・浜本憲秀(報徳高出)は須磨学園高女子を率いて全国高校駅伝などで活躍している。神屋は武蔵野学院大や東経大で指導者を務めた後、通信制・単位制の相生学院高に発足した駅伝部で監督を担う。

(大原篤也)

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