我が子を思う母の愛が作った公家風の子供乗せ自転車(もがママさん提供)

まるで“お公家様の駕籠”みたいになってしまった子供乗せ自転車がSNS上で大きな注目を集めている。

「今じゃ当たり前のように日よけ付き子乗せ自転車が普及していますが、今から4年前、子供の暑さがしのげるようにと母が知恵を絞り出した結果、お公家様が乗るような駕籠ができちゃった写真を収めときますね…」と紹介したのはもがママさん(@sobakasu_shimie)

後部の子供用座席の上からかけられた重々しいすだれ…たしかにこれなら真夏の日差しもしのぐことができそうだ。そしてまさにお公家さまの駕籠のようだ。

我が子を思う尊い母の愛がなしたこの技にSNSユーザー達からは

「涼しそうだし風通しもバッチリですし、何より風流でカッコいいです」
「お子様を降ろす時、何処からか簾を上げる黒子さんが現れそうですね」
「風情がありますね!自分が子供の時、このような日よけ自転車に乗せてもらいたかったと思う今日この頃です」

など驚きの声、称賛の声が寄せられている。

■作った人に聞いた

もがママさんに話を聞いた。

ーーこの日よけを作ろうとされた経緯をあらためて。

もがママ:当時はまだ今のように日よけがついていない自転車が多く、炎天下を走る時、子供が汗だくになっていて日射病や熱中症が心配だったので、何か対策はないかと常々考えていました。しかし、頭を冷やすようなアイテムはあるものの、日差しそのものを遮るものが売ってなかったので自作しようと思いました。

ーー出来上がった日よけに周囲の反応は?

もがママ:両親に見せたら爆笑していました!肝心の子供はさほどリアクションしてくれなかったですね。

ーー日よけはもう使用されていないのでしょうか?

もがママ:これをつけて商店街を走ったら人の視線をとても感じたので何だか恥ずかしくなってしまい数日で取り外してしまいました。

◇ ◇

現在、日よけ付きの子供乗せ自転車は各メーカーから発売されている。つくづく便利な時代になったものだ。

なお、今回の話題を提供してくれたもがママさんは全国の母親たちと在宅ワークを繋げ、精神面や仲間作りまで幅広くサポートする組織「マムズウェル」を共同運営している。ご興味ある方はぜひTwitterアカウントや公式サイトをチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)