「ひどい誤字なんだけど、こっちのほうが読みたくなる…くやしい」。新著の告知でタイトルを盛大に誤字られてしまった漫画家さんのツイートが話題です。
「夫に洗脳されていた私」のはずが「犬に洗脳されていた私」で掲載されるという出版社には痛恨のミスですが、「むしろ、売れそう」「絶対読んでしまうタイトル」「いっそ犬の方でも作品を書いて頂きたいですw」など、3万超のいいねがつくなど、災い転じて強力なPRに。犬の僕(しもべ)になりたい人ってこんなにいるんですね。記者は猫です。
イラストレーターや漫画家として活動するpoko(@daccho_poko)さん。9月10日発売の「モラハラ婚~夫に洗脳されていた私」(ぶんか社)の告知が、同社の雑誌「本当にあった笑える話 2021年10月号」に掲載されましたが、ページをめくると、「夫」が「犬」になっている誤字が…。
複雑な気持ちをユーモアでまぶしてツイートすると、「私も犬に洗脳されています。抜け出せません。」「どんな話なのかと思ってワクワクしちゃった自分がいた」「これは次回作で犬とのほのぼの漫画を描くしかない」「幸せな結婚になりそう笑」「ワンコを溺愛せずにいられなくなる症状に…?え、ヤバい、私なってる!」など、各方面の犬好きさんに深く刺さった模様です。
同社編集部によると、校了時に校了紙に単行本情報の修正指示を追加し、責了としましたが、担当者の文字が多少読みづらかったせいか、修正作業時に社外製版の担当者が「夫」を「犬」と読み間違えて文字入力してしまったそうです。知り合いからの連絡で気付き、腹を抱えて爆笑したというpokoさんに聞きました。
ー言葉の取り違えが豪快かつ絶妙すぎます
「犬に洗脳されてる方が元の本より絶対面白いじゃん。もうずるい!ですよね。でも、こういう笑える誤字はいいなと思いました」
ー他の犬好きさん同様、pokoさんも
「はい、我が家にはトイプードル(黒)の男の子がいます。昆布のような黒さから「こんぶ」と娘が命名しました。好物はキャベツ。もちろん家族全員洗脳されています!」
「ただただ、誤植をしてしまい申し訳ない、お恥ずかしいというところです」と平身低頭の同社編集部。「poko先生が笑い飛ばしてユーモアに昇華してくださり、恐縮しております。また、リプライコメントにて数々の「犬に洗脳され体験」を拝見しまして、みなさまのワンちゃんへの愛を強く感じました。単行本は、一連のツイートとは違い、シリアスな内容となっておりますが、興味を持っていただけたらぜひご一読いただけますと幸いです」と話しています。
一方、pokoさんは「「本当にあった笑える話」の誌面で、たまに取材ものの漫画を描くことがあるのですが、同行した担当編集の名前を昔の別の担当者名で書いていた回がありました」と、過去のあやまちを告白。雑誌に載った後、それに気づき、血の気が引いたそうです。「誰にも何も言われなかったので今の今まで黙っていました。ぶんか社さん、すみませんでした」。
「モラハラ婚~夫に洗脳されていた私」(A5判/定価1200円)は、ふとした時の言葉や行動に少し違和感を感じつつも、優しく紳士的な夫と結ばれた女性・たかえが主人公です。優しかった彼は、結婚したら変わってしまった。無視、暴言、束縛を受けつづけ「私が悪いからだ」と夫の顔色をうかがいながら生きる妻が選んだ選択を描いたもの。「身近な人に被害の疑いがあったら?」「慰謝料はとれるの?」など、女性弁護士に聞くモラハラのあれこれと、後日談の描き下ろしつきです。
(まいどなニュース・竹内 章)
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