日本では1年間で約90万人が、妊娠届を出しています(2019年・厚生労働省の調べより)。それだけの数の妊婦の方が、約10カ月間の妊娠期間を経て出産を経験しています。皆さんの周囲にも妊娠している方がいるのではないでしょうか。最近、妊娠中の友人から、スーパーで買い物していたときに遭遇した「うれしかった」体験談を聞きました。
■2人目を妊娠中の友人…お腹が大きくなるにつれ、つらくなる買い物
私の友人は2人目を妊娠中で、上の子の面倒をみながらの妊婦生活を送っていました。彼女の旦那さんは多忙だったので、買い物へ行くときは上の子を連れて1人で行くのが日課でした。
大きなお腹を抱えて、上の子に気を配りながらの買い物は過酷なものでした。
夏の盛りだったこともあり、買い物を済ませるだけで、彼女は汗だくになっていました。
とくに妊娠後期はつらそうで、お腹は重たくなってきている上に、上の子はじっとしてはくれないという状況で、買い物カゴをレジに移動させる一瞬もお腹が張っているのがわかると言っていました。
2人目の妊娠は念願だったものの、約10カ月間の妊婦生活は戦争そのものだったと話してくれました。
■レジを担当していた店員さん 大きくなったお腹を見て…
いつものように彼女は、スーパーで買い物をしていました。
コロナ禍ということもあり、数日分をまとめ買いするということも多々あり、その分買い物カゴの重さはずっしりと増していきます。
この頃の彼女はすでに妊娠8カ月。2人目の妊娠ということもあるのか、お腹も目で見てわかるほど大きくなっていました。
レジで精算をしていると、レジを担当している店員さんが彼女のことをじろじろと見てきたそうです。
彼女は少し不思議に思ったものの、深くは気にせずにお会計を済ませました。
すると店員さんが、
「商品の方、あちらに運んでおきますね」
と言って重たい買い物カゴを運んでくれたそうです。
彼女はいままでそのようなことを経験したことがなく、とてもうれしそうにそのときの様子を私に話してくれました。
■少しの気遣いがとてもうれしい
彼女のエピソードを聞いて、そんなささいな出来事がうれしいの?と感じる方もいるでしょう。たしかに小さな出来事かもしれませんが、レジの方のような気遣いを実際にできる方は少ないように感じます。
妊娠期間は人によって程度は異なりますが、つわりであったり、倦怠感や息切れなどは妊婦の多くが経験する症状です。妊婦への心遣いや気配りが少しでもできる方が増えて、世界中の妊婦が笑顔になればいいなと思います。
(まいどなニュース特約・長岡 杏果)
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