コロナ禍で新しい生活様式が広まる中、これまではなかなか手が届かなかった「ホテル暮らし」が注目を集めている。旅行需要の激減に伴い、ホテル利用も大幅に落ち込んでいることなどを背景に、各ホテルが相次いで多様な長期滞在プランを発表。「気軽に旅行気分を味わえる」「電気や水道などの光熱費がかからない」「掃除や洗濯に煩わされずに済む」と利用者からも好評で、発売後に即完売するほどの盛況が続いているという。11月22日に定額制回遊型住み替えサービス「TsugiTsugi」の募集を始める東急(東京)の動きを取材した。
東急は今年4月から9月にかけて、TsugiTsugiの「先行体験」を実施。系列ホテル39施設から宿泊先を自由に選べる30泊と60泊の2プランを用意したところ、定員100人(各50人)に対して933人もの応募があったという。
今回は、先行体験の利用者から指摘があった課題点を洗い出し、内容をバージョンアップ。滞在日数を最長180日に設定したほか、対象施設を2倍の78施設に増やし、エリアを大幅に拡大した。さらに「予約サイトが使いづらい」という声を受け、自社開発によって使いやすさを追求。ANAグループ、カーシェアのAnyca、宅配収納サービス「サマリーポケット」などと提携することで、移動や荷物管理の煩わしさの解決を目指すという。
「スタンダード」プランは、30泊あたり22万円の「180泊」、30泊あたり22万5千円の「90泊」、30泊あたり23万円の「30泊」という3種類。それぞれ毎月5千円から1万円分のANA SKYコインが付与される。さらに多くのコインや東急ホテルズギフトカードがついてくる「エンジョイプラス」プランもある。いずれも、同伴者1人が無料で利用できる。
対象となるホテルは、北は北海道から南は宮古島まで、全国各地の78施設。最短1泊から、ライフスタイルに合わせて自由に移動できる。斑尾(長野)のスノーリゾート「ホテルタングラム」や、USJ(大阪)の目の前にある「ザ パーク フロント ホテル アット ザ・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」など、選択肢も多彩だ。
11月18日に大阪エクセルホテル東急(大阪市中央区)で行われた記者発表では、TsugiTsugiを打ち出した背景などについて担当者から説明があった。
東急がサービスの検討を始めたのはコロナ禍より前の2016年。税制改正で通勤手当の非課税上限が月10万円から15万円に拡大されたのがきっかけだった。テレワークの普及やライフスタイルの多様化により、将来的にホテルの新たな活用法が広まると考え、TsugiTsugiの“芽”となる取り組みの準備を進めてきたという。
サービスのコンセプトは「旅するように暮らす」。今後も対象施設の拡大やさらに柔軟なプランを打ち出しながら、「住む場所を固定しない」というホテルを活用した新しいライフスタイルを提唱していく。
TsugiTsugiの応募は11月22日(月)正午から先着順、詳細は公式サイトにて。
(まいどなニュース・黒川 裕生)
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