「サッカー選手に似ている」「NHK鳥取放送局のアナウンサーにそっくり」ーー10月末にお披露目されると同時に、テレビやネットのニュースで話題となった弥生人の胸像が東京都内で公開されます。
お披露目される像は約1800年前の弥生人を鳥取県などが復元した「青谷弥生人の復顔像」。鳥取県外での公開は今回が初めてです。
■知事も「びっくりするぐらい普通の顔」
鳥取県の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡では2000年、大量の人骨が出土。同遺跡展示館のサイトによると、見つかった人骨の数は「約5300点、人数にして100人分以上」。そのうち3体の頭蓋骨には脳が残存していました。「日本最古となる弥生人の脳3点が奇跡的に見つかりました。世界でもわずか6例しかないもので、世界的にも貴重な資料といえます」(同サイトから引用)。
1体の頭蓋骨をDNA分析した結果、弥生時代後期の成人男性で、父方は縄文系、母方は渡来系、黒々とした太めの頭髪だったことが分かりました。その後、全国で初めてDNA情報を反映した弥生人の複顔を試み、見事成功しました。像を見た鳥取県の平井伸治知事も思わず「びっくりするぐらい普通の顔」と驚くほどの出来栄えです。
公開場所はアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区)。公開期間は11月26日から28日までの3日間限定。時間は午前10時から午後6時。最終日は午後5時まで。入場無料。胸像の撮影もでき「ツーショット撮影も可能」(担当者)。期間中は鳥取県とっとり弥生の王国推進課の解説員も常駐します。
鳥取県では「青谷弥生人をより身近に感じていただきたい」と、そっくりさんや名前を募集するキャンペーンを実施中です。くわしくは鳥取県のホームページ「とっとり弥生の王国推進課」へ。
■弥生人の胸像、Twitterも始めていた!
実はこの弥生人の胸像、11月10日から公式Twitterアカウントまで開設していました。
アカウント名は「とっとり弥生の王国推進課青谷上寺地遺跡」(@tottori_yayoi)。
初めてのつぶやきは「はじめまして! 約1800年ぶりに甦りました。弥生人です! 今日からTwitterをはじめます! これからよろしくお願いします」。
県のホームページでも「『青谷弥生人』がTwitterをはじめました! 約1800年の長い眠りから覚めた『青谷弥生人』がTwitterをはじめました! これから青谷上寺地遺跡の魅力やイベント紹介など、弥生人が楽しくつぶやきます。皆さま、是非フォローお願いします!」と告知しています。
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