南極からのメーデーを無視した
ペレストロイカな温暖化ベイベー……
よくわからないコピーだかポエムだかを商品のラベルに印刷して購入者を戸惑わせることでおなじみ、群馬県太田市のクラフトビール「CHROA(クロア)」が、新商品「ALIBI(アリバイ)」を発売した。ラベルにはもちろん、謎ポエムの新作が。すでにTwitterなどでは「どういうことなの」「なにを言ってるかまったくわからん」「やりすぎ(ギリギリ好き)」などと反響を呼んでいる。
「お前の部屋からアルコール11%の
麦酒の成分が出てんだよ」
猛烈に机を叩くメタリカな刑事に
冷めたカサブランカなペンギンは
アリバイを提示し微笑んだ。
南極からのメーデーを無視した
ペレストロイカな温暖化ベイベー。
高濃度の麦芽で目覚めたお前の脳は
磁石のように愛を引き寄せ
5Gに接続される。
プロデューサーの片岡達也さんが手掛けるこうした酩酊文が毎回ネットを中心に注目を集めるクロアだが、実はビールのクオリティにも定評がある。11月12日に販売がスタートしたアリバイは、度数11.0%の高アルコール黒ビール。1年以上じっくり熟成させ、上質な苦みとモルトの深い甘み、コクが絶妙なバランスで絡み合う、深遠な味わいに仕上がっているという。
以前、当サイトのインタビューに応じた片岡さんは、クロアでの自身の役割について「商品プロデュースと、ブランドイメージやコンセプトを考えること」と語っていた。さらには、「俺が表現する作品は常に今感じることが全てです。俺もクロアも未来でも過去でもない、現在に存在しています」とも。新商品のために書き下ろされたポエムにも、伝わる人には伝わるような深い意味が込められているのだろう。ちなみにこのカサブランカなペンギンの名前は「PEN」。ネーミングは意外と安直だ。
今回、クロアの担当者からの新商品発売を知らせるメールには「世界観がどうかしている群馬のビールをよろしくお願いします」と書かれていた。高濃度の麦芽で目覚めたい人、そして脳が愛を引き寄せて5Gに接続されても構わないという人はぜひ試してみてほしい。本当にどうかしている。
(まいどなニュース・黒川 裕生)
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