あなたの10年、20年後…今後自分にはどんなライフイベントがあるのか、お金はどれくらいあればよいのか、老後も働かなくてはいけないのかを具体的に考えたことはありますか?
「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」は2021年12月、20歳~29歳の男女を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2022」をインターネットリサーチで実施し、1000名(20代前半の男女250名ずつ、同後半の男女250名ずつ)の有効サンプルの集計結果を公開しました。
その結果、20代の半数以上が「結婚しようと思えるのは年収500万円」(51.9%)、「住宅を購入しようと思えるのは年収800万円」(57.9%)、「1人目の子育てに前向きになるのは年収600万円」(50.0%)と回答。若者たちがイメージしている収入事情が浮き彫りになりました。
全回答者(1000名)に、結婚しようと思える世帯年収額を聞いたところ、年収400万円でしようと思える割合(「年収400万円あれば」までの合計)は36.3%、年収500万円でしようと思える割合(「年収500万円あれば」までの合計)は51.9%、年収600万円でしようと思える割合(「年収600万円あれば」までの合計)は62.5%となり、20代の半数以上が結婚をイメージできるのは年収500万円であることがわかりました。
前回の調査結果と比較すると、半数以上が結婚しようと思えるのは前回調査では年収600万円(57.5%)だったのに対し、今回調査では年収500万円(51.9%)となり、結婚へのハードルが下降する結果となりました。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査21.8%→今回調査13.8%と、8.0ポイントの大幅下降となりました。
出産・子育て(1人)しようと思える世帯年収額を聞いたところ、20代の半数以上がイメージできるのは、前回調査では年収700万円(54.4%)だったのに対し、今回調査では年収600万円(50.0%)となり、結婚と同様に出産・子育てに対するハードルも下がる結果となりました。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査24.2%→今回調査14.5%と、こちらも下降しました。
住宅を購入しようと思える世帯年収額を聞いたところ、20代の半数以上がイメージできるのは、前回調査では年収900万円(52.4%)だったのに対し、今回調査では年収800万円(57.9%)と、こちらもハードルが下がりました。
■有職者が管理職になってもいいと思える年収は?
パート・アルバイトを除いた20代の有職者(567名)に管理職になってもいいと思える年収を聞いたところ、平均は907万円で、男女別にみると、男性では980万円、女性では807万円でした。
前回の調査結果と比較すると、管理職になってもいいと思える年収の平均は、50万円の増加(前回調査857万円→今回調査907万円)となりました。男女別にみると、男性では54万円の増加(前回調査926万円→今回調査980万円)、女性では33万円の増加(前回調査774万円→今回調査807万円)となりました。
続いて、パート・アルバイトを除いた20代の有職者(567名)に、70歳以降も働いていると思うかと聞いたところ、「働いていると思う」は66.1%、「働いていないと思う」は33.9%となりました。前回の調査結果と比較すると、70歳以降も働いていると思う人の割合は、前回調査64.0%→今回調査66.1%と、2.1ポイントの上昇となりました。
また、70歳以降も働いていると思う人(375名)に、そう思う理由を聞いたところ、「働かないと生活費が足りないと思うから」(50.7%)が最も高くなり、「経済的にゆとりのある生活をしたいから」(39.7%)、「健康を維持するため」(24.8%)、「仕事がないとすることがないから」(21.3%)、「社会とのつながりがほしいから」(20.8%)、「仕事が好きだから」(15.7%)などの回答を得ました。
前回の調査結果と比較すると、「働かないと生活費が足りないと思うから」は前回調査では2位だったのに対し、今回調査では1位となり、自身の老後の生活に対する不安の高まりが伺えました。
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