くぷっ、くぷっ…。食後に聞こえるあの不穏な物音。犬や猫の飼い主さんなら身に覚えありのリバースの予兆です。「大丈夫?」とペットシーツを愛犬の口元に差し出した親心は、服とともに無残なことに…。そんな泣き笑いを描いたペット漫画「あったかかったです」がTwitterで共感を呼んでいます。作者のさかぐちまや(@SAKAGUCHIMAYA)さんに聞きました。
「ここに吐いちゃいな」と差し出されたペットシーツを上手に避けて、飼い主さんの服に盛大に「オエエ」。吐き終わってすっきりした様子で立ち去るワンちゃん、残された飼い主さんは時が止まったまま…という展開に、3万以上のいいねがつきました。
「あー我が家でもありましたありました (き、君がスッキリしたならそれで良いよ)となりました」
「してほしい所に絶対してくれませんよね…」
「猫でもあります何故避ける…」
「新聞紙を持ってよくヘッドスライディングしたけど、1回も成功しなかった」
「靴の中にゲーしたの思い出します」
などと同じような体験をした人は少なくないようです。皆さま、お掃除お洗濯、お疲れさまです。漫画のモデルとなる、もなか(3歳)を飼っているさかぐちまやさんに聞きました。
ー飼い主の心、愛犬知らず…でしょうか
「もなかは明るくマイペースな犬です。沖縄出身の保護犬で、千葉で開かれた譲渡会で出会いました。他の子犬と比べてひときわ元気で、きょうだい犬にちょっかいをかけては怒られていました」
ー漫画「あったかかったです」は結構ひんぱんに?
「もなかが吐く頻度はあまり多くなく、年に数回、忘れた頃に起こります。毎回なぜかシーツを避けて吐こうとするのでいつも苦戦しています」
ー漫画の続きは
「吐かれた瞬間は固まりましたが、なるべく心を無にして汚れを落としました。カーペットなどは自宅で丸洗いできないので、洋服に吐いてもらってむしろラッキーだったと思うようにしました」
ー今回のエピソードが共感を持って読まれました
「多くの人が犬猫のゲロキャッチに失敗していることを知り、なぜか心強く感じました。また、みなさんがそれを嫌な思い出ではなく楽しい思い出としてお話しされていることが微笑ましく、温かい気持ちになりました。寄せられたコメントから、うまくキャッチするためのテクニックも知ることができたので次回試してみます」
ー秀逸な話題を提供してくれるもなか君に一言
「もなかがいつも独特のペースで日常を掻き乱してくれるおかげで、毎日楽しく過ごせています。これからもひとに忖度せず天真爛漫に過ごしてください。でもゲロはできればペットシーツに吐いてね」
(まいどなニュース・竹内 章)
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