「水道トラブルの漫画を描きました」
水漏れした洗面所を修理してもらおうと、マグネットちらしの水道工事業者を呼んだ顛末を描いた漫画がSNS上で大きな注目を集めている。
この漫画の作者はエンジニアのTOMEさん(@tome_ura)。
蛇口を見て「このメーカーはもう倒産してるんで修理できない。別のメーカーのものに交換するしかない」と8万円を請求されたが、あまりの高額さを不審に感じ、インターネットで調べたところ4000円で修理できたというTOMEさん。このところマグネットちらしの水道工事業者に対する社会の警戒感は年々高まっているが、まさに"あるある"なこのエピソードに対し、SNSユーザー達からは
「水のトラブルは水道局に連絡するとよい」
「元水道局員だった父も『水のトラブルは絶対マグネットの業者に頼むな、市のホームページで近所の指定給水装置工事事業者を調べてそこへ頼むんだ』と何度も言っていました。」
「工事なしだと、この作業員さんが完全タダ働き(それどころか交通費や上流に払うロイヤリティを考えると実持ち出しのマイナス)なケースが少なくないっていうのが実は業界の構造的な問題だったり...そりゃまぁ、必死に売り込むと思いますよ。それでも8万はちょっと高いけれど」
など数々のコメントが寄せられている。
TOMEさんにお話をうかがってみた。
ーーインターネット上では「マグネットちらしの水道工事業者」が時おり話題になりますが、特に警戒感はお持ちではなかったでしょうか?
TOME:こちらの作品は、最近ネットでこのような業者への注意喚起を見かけて、自身の体験を改めて漫画化した投稿になります。6年前にあった出来事なのですが、当時は注意喚起は拝見したことがなく警戒もしておりませんでした。
ーーTOMEさんのお宅にやってきた業者の印象はいかがだったでしょうか?
TOME:40歳くらいの男性で、たしか作業服を着ていたこともあり水道業者さんとしては普通の印象でした。
ーー違和感を感じたきっかけについてあらためてお聞かせください。
TOME:水漏れしていたのでその部分だけの修理を期待していたのですが、「メーカーが倒産していて修理できない。別のメーカー品に交換するしかない」と言われて「そんなはずないんじゃないかな…」と感じ始めました。
ーー業者の見積もりが法外だったことがわかった時のご感想をお聞かせください。
TOME:ああやっぱりなと思いました。こちらも当時すでに40を過ぎており、多少なりとも人生経験があったのがよかったです。
ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
TOME:このエピソードは6年前にブログにまとめて公開していたのですが、当時は全く反響ありませんでした(笑)。今回漫画化する事で多くの皆さんに読んでいただけたのかなと思いました。最近漫画を描き始めたのでこれからもいろいろ描きたいと思いました。
◇ ◇
読者のみなさんが水道トラブルに見舞われた際は水道局に相談し、指定給水装置工事事業者に修理を依頼するように心がけていただきたい。
なおTOMEさんは今回の作品以外にもさまざまな漫画をTwitter上で公開している。いずれもユニークかつ学びのあるものばかりなので、ご興味のある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)
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