就職や進学など新生活のスタートに合わせて、これまで捨てられなかった衣服など身の回りのモノを整理しやすい季節が「春」です。また、最近は遺品整理ではなく、生存中に片付けをする「生前整理」をする人が増えているとか。リサイクル・リユースの世界に関わり、生前整理ではプロとしてアドバイスも行っている株式会社Re cacchi(リカッチ)の井上敬嗣(たかし)社長に話をお聞きした。
■片付けシーズンの春こそ「生前整理」を!
遺品整理ではなく、生きているうちに身辺や財産の整理をする「生前整理」。コロナ禍になり、自宅にいる時間が増え、死についても考える人が多くなり「高齢者だけでなく、最近は30代、40代世代も生前整理を考えるようになってきた」と井上社長は話す。
また、3月は停年退職などで現役サラリーマンをリタイアする人も多い。子どもが独立したり、結婚したりして、家族形態が変わることで、それをきっかけに生前整理を考える人もいるという。
遺品整理と違って、不要なモノから遺族が処分に困るモノまで、あらかじめ処分しておける利点がある。加えて、高齢になって子どもと同居する場合や、介護施設などに入る場合を考えて、早めに生前整理する人も今や少なくない。
「ニュースでも取りあげられているように、家の中がゴミ屋敷のようになってしまったら大変です。元気なうちに処分を考えられる人が増えているのはわかりますね。近年はご本人だけでなく、ご家族で相談に来られるケースも増えています」
■プロがアドバイスする生前整理の方法とは?
生前整理は自分でやる方法と、Re cacchiのようなプロの業者に頼む方法もある。プロの業者の場合は①依頼主がどこからはじめて、どう片付けていいのか?迷わずに済む。②片付けの視点も依頼主は感情移入し過ぎて捨てられないモノでも、業者は第三者の立場で依頼主にアドバイスできるので、片付けが進みやすいなどメリットはいろいろ。また、Re cacchiでは片付け協力業者とコラボして、スケージュールづくりから片付けまでの全行程をサポートしてくれるので「安心して任せられる」という声も多い。そのため、近年、片付ける際にプロのアドバイスを求める人も増えている。
「片付けって本当に面倒で厄介ですよね。家族は多忙な人も少なくありません。時間をかけてコツコツ自分たちで片付けるのもいいですが、信頼できる業者に任せるのも一つの方法だと思います。ただし、業者選びには気をつけてください。いい加減な業者もいますから」と井上社長。
【モノの整理】
「『死後に処分するモノ』と『今処分するモノ』に、大きく2つに分けられると思います」。また、死後に処分するモノの中に「原則処分するモノ」と「誰かに譲るモノ」が考えられる。
「ノートなどに記録しておけばいいと思います」。人生の最期を迎えるにあたって記録するエンディングノートがあるが、井上さんは「例えば生前のノートとして“エンジェルノート”を作り、そこにまとめて、生前に人にあげるモノや、売ってしまうモノなどを記しておくのはどうでしょうか」と提案している。
■リサイクルで活かす!ビデオ通話で鑑定も可能に
一番、てっとり早いのがモノを捨てることだが、Re cacchiでは「“活かせるモノは捨てない”の精神で、リサイクルしています。それに、お客様の大切な思い出の品はできるだけ活かしたい」という。
生前整理などで売りたいモノがあれば、どうすればいいのか?これまでは店頭や出張買取のイメージがあったが、今は「ビデオ通話」での対応もあるとか。
「知らない人が自宅に来るのは不安ですよね。無理矢理、買取されそうで怖いという声もあります。我が社(Recacchi)では、お客様は自宅に居ながら手軽に査定額を知ることができるようにしています。お客様自身のお顔を隠しても大丈夫。査定依頼用の写真撮影も必要ありません。スマートフォンやタブレット、PCのカメラでお品物を映していただくだけでOK」と井上社長は話す。
大切なのは居心地のいい空間。生前整理をはじめ、この春、片付けたいモノがある人はスマホから気軽に試してみるのもいいかもしれない。
(まいどなニュース特約・八木 純子)
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