漫画家、中村ゆきひろ(@Nmurayukihiro)さんが投稿した漫画が話題を呼んでいます。中学生くらいの少年たちが自転車で通り過ぎた際、ゴミを落としました。ゴミの落下に気付いた少年は、想像を超える爽やかな行動を見せます。一連の出来事を漫画にした中村さんに聞きました。
■作者「令和の子供にとっては『ポイ捨て=クソダサい』のか!」
中村さんが中学生たちを見かけたのは新年度を迎えたこの4月でした。ゴミを落としたことに気付いた少年は自転車を止め、「ヤバイヤバイ」とあわててゴミを拾い、「ポイ捨てするクソダサ野郎になるとこだったわw」と言い残して立ち去っていきました。
ーーゴミを拾った中学生はどんな生徒だったのでしょうか?
「ちょっとよく覚えてはいないのですが、まあ普通の中学生って感じだったと思います。新中学生っていうのも自分の印象だけのことなので、違ったらごめんなさいです」
ーー「クソダサ野郎になるとこだった」というセリフ、なにげないようで格好いい言葉ですね。
「令和の子供にとって『ゴミのポイ捨て=クソダサい』っていう価値観になるのか~!と新鮮に感じたので漫画にしました。照れ隠しというか、おどけて言っている可能性ももちろんありますが、すごく良い考え方だな~と思いました」
ーー漫画が反響を読んでいます。
「これほど反響があるとは思っていなかったので、驚いています。好意的な反応が非常に多いので、現代はこういうモラルの高い考え方に共感する方が多いのかなと思いました。私もあの少年たちを見習いたいと思います」
◇ ◇
漫画には19万件を超えるいいねが付き、「ナイスだ少年」「最高にかっこいい」「令和の若者の価値観、いい」と少年たちの行動をたたえる声が寄せられています。確かに一昔前は、洋画でも二枚目俳優がぽーんと空き缶を投げ捨てるシーンがありました。時代が変わるとともに、カッコイイ、ダサいの基準もアップデートされているのかもしれませんね。
中村さんは娘から父が三国志を教わる漫画「ムスメ三国志」を連載中です。気になった方はそちらもチェックしてください。
(まいどなニュース・伊藤 大介)
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