蘭丸くん(4歳・オス)は、2017年5月、埼玉県に住む黒田さん宅の庭に1匹で現れた。まだ子猫のようだった。
野良猫なのか誰かが捨てた猫なのか分からないが、最初から人懐っこく、黒田さんが庭に出ると、「ミャー」と鳴いて茂みから出てきたという。黒田さんはおやつをあげたり遊んだりしてあげた。
「保護しようか迷ったのですが、大型犬のラブラドールレトリーバーを2匹飼っていたので、彼らとうまくやっていけるかどうか不安で躊躇しました」
■大型犬ともすぐに仲良く
そうこうしているうちに子猫はだんだん大きくなってきた。成長はしたが痩せていて、白い被毛はだんだん薄汚れていき、黒田さんは保護することにした。7月、蘭丸くんは黒田さんにすっかり懐いていたので抱っこして保護できた。すぐに動物病院に連れて行き、健康診断と去勢手術をして家に迎えたという。
「猫を飼うのは初めてだったので、何をどうしたらいいのか分からず全てが不安でした。真っ白の身体に桃色の鼻、鈴を転がすような可愛い声でなく様子から、てっきり女の子とばかり思っていたら、病院で『男の子ですね』と言われびっくりしました」
当初、大型犬に恐怖心を抱くのではないかと心配したが、蘭丸くんと愛犬たちはすぐに仲良くなった。
■「女子チーム」にはモテモテの蘭丸くん
今、黒田さんは5匹の猫を飼っているが、蘭丸くんは兄貴的な存在。特に女子チームにはモテモテ。見ている方が照れ臭くなるほどだという。
「枕のようにされても怒ることもなく、好きなようにさせている器の大きな子です」
段ボール箱を見ると入らずにはいられない、お願いごとがある時は甘い声で鳴くというところも可愛いという。
黒田さんは、初めて猫を飼ったが、いつも人の近くにいて触れ合いを求める犬と蘭丸くんは違っていた。
「自分のペースを大事に暮らす猫に、最初はどう接すればいいのか、距離感をどう保てばいいのかよく分からず戸惑いました。猫は気まま、気まぐれとよく言われますが、決してわがままなのではなく、自分にとっての心地よさを大事にしているのだと思うようになりました。こういう在り方は、自分の心を穏やかに保つ助けになりました」
蘭丸くんは、犬との暮らしが長い黒田さんに「新しい世界への扉を開いてくれた」という。
「陽だまりの中でまどろむ姿を眺めたり、抱っこして少し甘い香のする体に頬を寄せたりしていると、癒やされて心がほどけていくような気持ちになれます」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)
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