■売り物にならない子猫
銀ちゃん(2歳半・オス)は、2019年11月生まれ。アメリカンショートヘアで、あるブリーダーのところで生まれた子だった。
ペットショップに卸される予定だったが、猫風邪を放置されたことで右目の瞬膜癒着が起こり、商品価値が無くなった。引き取り屋に出されることになった銀ちゃんは、衣装ケースに同じ運命の猫たちと一緒に詰め込まれ、そのまま死ぬまで放っておかれるところだった。ところが、そのブリーダーの飼育環境の改善を促すために介入していたボランティアが、引き取り屋に渡される直前の銀ちゃんたちを発見し、保護したという。
千葉県に住む加藤さんは、あずきちゃんとゆずきくんという猫を飼っていた。2019年12月、ゆずきくんを譲渡してもらった預かりボランティアのインスタグラムで銀ちゃんを見つけたという。
「ずっとインスタで成長を見守っていたのですが、ほのぼのした子で、すっかり惚れ込んで里親になることにしました」
■先住猫、ストレスで体調を崩す
2020年3月10日、加藤さんは銀ちゃんを迎えた。
「猫は銀ちゃんで3匹目ですが、思っていた以上にあずきとゆずきのメンタルが不安定になって、しばらく2匹とも体調を崩して通院しました」
また、3匹飼ってみると、それぞれの健康管理が2匹の時よりも難しかった。
「どの子のウンチなのか分かりにくくて、食べるペースも違うので、置きエサにすると誰かがいっぱい食べてしまうんです。しばらくの間は目の届く時にごはんをあげるようにしました」
今は猫同士のトラブルもなく、良い距離感で過ごしているという。
銀ちゃんはとても身体がやわらかく、まるで液体のよう。
加藤さんは、「猫って基本的にやわらかいんですが、銀はめちゃくちゃふにゃふにゃしてる子です。童顔もチャームポイントです」と言う。
■動物はモノじゃない
銀ちゃんを迎えた加藤さんは「ペットショップで売られている子の影には、商品とみなされず、捨てられる兄弟たちがいます」と力を込める。
「目の前のショーケースにいる子も、誰かに買われなければ殺されてしまうかもしれません。銀の両親も、劣悪な環境で、ひたすら子供を産むためだけに使われてきたのでしょう。悪質なブリーダーの取り締まりや、ペットショップの生体販売禁止に向けて、世の中の関心がもっと高まってほしいと思っています。動物はモノじゃないんです」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)
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