「コンビニのお菓子だけで…これが大人の本気やで( ≖ᴗ≖)ニヤッ」という文言とともに「Sr.Kenta」(@kenta_sucretier)さんが組み上げた「お菓子の街」の写真がTwitterに投稿され注目を集めました。お菓子でできた時計台、塔、煙突屋根のお家…子どもの頃、だれもが一度は夢見る光景です。実はSr.Kentaさんは優れた技術を持つ、プロフェッショナルの菓子職人。この素晴らしい「街」を作りあげた経緯をお聞きしました。
投稿には「時計まで…クオリティ高いですね 美味しそう」「大人の本気は甘くて美味しそうですね!」などと感嘆の声が届いています。
このお菓子の街を組み立てた、Sr.Kentaさんの本名は、長谷川 健太さんといいます。長谷川さんはかつて帝国ホテル(東京都千代田区)に勤めていた際、世界的に名の知られたケーキデザイナーであるマギー・オースティンさんに師事し、『シュガークラフト』という技法を学んだシュクレティエ(砂糖菓子アーティスト)です。現在は株式会社「chocolart」のCTO(最高技術責任者)を務めています。
その手が生み出す花や模様などをかたちづくった優美な砂糖細工が、これまでもたびたびSNSで大きな話題を呼んできた長谷川さん。今回の「街づくり」はどのような気持ちで挑んだのでしょうか。
■お菓子の建材はチョコレートで接着 撮影後は皆で美味しくいただき…「意外と破壊しながら食べるのも爽快ですよ(笑)」
--お菓子の街を設計する際、イメージしたのは?
イギリスのロンドン塔をイメージして作りました…!材料にコンビニのお菓子を使ったのは、少しでも身近なもので出来て、いろんな人たちが(お菓子の街づくりに)挑戦してくれたらいいなという思いからです…!
--「接着は全てチョコレートで作りました」とリプライで答えておられましたが、具体的にはどのように?
チョコレートを溶かして、お菓子同士の間に接着剤として塗り、冷やすといった流れですね!これは突然夜中にやろう!と深夜テンションで5時間ほどで作り上げました!
--投稿に反響がありましたね。
やはり子どものころに一度は思う夢を、小さい形ではありますが叶えられたところが嬉しかったですね!いつかぜひ実寸大で作りたいところですね!
◇ ◇
最終的にこのお菓子の街はどうなりましたか?とたずねると「写真に撮ったのち、数日かけて社員と食べました!意外と破壊しながら食べるのも爽快ですよ(笑)」(長谷川さん)との答えが返ってきました。さらに、「『DECORE』という活動をしているのですが、こちらのメンバーとして日本、いつかは世界に向けてお菓子の新しい世界を広げていけたらと思っています!」と今後の意欲を語る長谷川さん。これからも、見る者を夢の世界へ連れて行ってくれるような作品を創造してくださいね。
(まいどなニュース特約・山本 明)
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