時間があれば足繫く球場に通うかみじょうたけし、その顔は真っ黒に日焼けしている。大阪、兵庫といった関西だけでなく、中四国まで…仕事で東京に行った際には、その合間を縫って試合を見に行く。球児たちはいままさに夏の甲子園切符をかけ白球を追っているが、かみじょうはそんな球児たちを追っているのだ。
「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「高校野球大好き芸人」では欠かせない存在であり、豊富な知識は誰もが舌を巻く。著書「野球の子」(二見書房)が7月26日、発売された。15編のエピソードを綴ったノンフィクションのなかで、球児たちの素顔が生き生きと描かれている。偶然、声をかけてきた中学生がその後、名門高校に進学、甲子園出場→ドラフト1位でプロ入団、というかみじょうにとっては“おいしい”出会いも紹介している。
これまで出会った選手との思い出を振り返りながら、今年2月からスタートした執筆活動は4カ月にも及んだ。ただ、前出のようなサクセスストーリーをもつ選手のことだけではなく、「野球でうまくいった人より、うまくいかなかった人の方を多く取り上げています。野球を知らなくても読める、人生の歩み方…こういうやり方があるんだ、と書いている自分まで元気が出るような内容です。真意を貫いた本物の“怪物”、逃げずに立ち向かった人のことを書いた本です」と言う。
夢をかなえた子、かなわなかった子、それぞれの道を行く球児たちの熱く温かい物語だ。本人たちだけでなく、支える親やコーチ、兄弟などの話もちりばめられている。
地方大会を中心に練習試合も含め、年間100試合以上を観戦。何より人との出会いが楽しいと感じている。出会いといっても選手だけではない。かみじょうが足を運ぶ地方球場のバックネット裏には、高い確率で“常連客”がいる。そんな「おっちゃん」たちとの会話もまた貴重な時間なのだ。
「おっ、かみじょう、やんけ」
と、親し気な笑顔で近づいてくる常連のおっちゃんは、「高校野球大好き芸人」も顔負けの深い解説をしてくれる。「おっちゃんたちに比べれば、ボクなんか序二段ですよ」。ボロボロになった大会パンフレットを握りしめながら、選手たちのキメ細かい情報に加え、「あの投手は~~~ボーイズ出身で、ほら、あそこにお父さん、お母さんが見ている」と、選手の父母まで紹介してくれる。かみじょうの高校野球の知見は、こうしたおっちゃんたちからの情報によっても高められているようだ。
野球の子(著・かみじょうたけし) Amazonで商品を見る (まいどなニュース・佐藤 利幸)
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